2歳ダートの名物レース「兵庫ジュニアグランプリ」が園田競馬場で開催されました。どの交流レースもそうですが、やっぱりここでも中央製が上位人気。ただ絶対的な存在がいるわけでもなく、アズールムーン、ゲキリン、ネコワールド、ハングリーベンの4頭が差のない上位人気に。初ダートのアズールムーンが1番人気に推されてましたが、危うさも。
レースは武豊騎乗のネコワールドが逃げて、北海道のローズジュレップが2番手。ハングリーベン、アズールムーンがその後ろ。ゲキリンがスタートで少しモタついて中段。
そんなに速くないペースで進み、直線に。ネコワールドを早々にかわして先頭に立ったローズジュレップが正攻法の競馬で押し切って完勝。2着はハングリーベンが粘り、外から追い込んできた北海道のバリスコアが3着。ゲキリンはその後ろの4着。
ローズジュレップが強い勝ち方をしたなぁという印象。北海道では逃げていたが、今日のようなレースの方が良さそう。父ロージズインメイはJBCスプリント勝ち馬ドリームバレンチノが代表産駒。母タニノジュレップは現役時代ダート1,200mを主に走っていただけに距離は短い方が良さそう。兵庫JGは1,400mなのでこれがギリギリかな。それにしては強かったけど。
3着にバリスコアが入り、北海道勢の活躍が目立った今年の兵庫JG。ただこの世代のダートにはエピカリスがいる。エピカリスを負かすような馬はいつ出てくるのだろうか。