今年最後の大一番「東京大賞典」は伏兵アポロケンタッキーが人気のアウォーディーを降して勝利

今年最後のビッグレース「東京大賞典」が行われ、5番人気の伏兵アポロケンタッキーが勝利しました。人気のアウォーディーは2着。

スローペースでコパノリッキーが逃げ、2番手にアウォーディーがつける展開。アポロケンタッキーが3番手で進み、いつもは追込みのサウンドトゥルー、ノンコノユメもスローペースを見越して先行集団に。

直線に入りコパノリッキーが脱落する中、アウォーディーを楽々かわして先頭に躍り出たアポロケンタッキー。詰め寄るサウンドトゥルーをどうにかしのぎきったアウォーディーの勝負根性も見事ではあったが、それより何よりアポロケンタッキーが鮮やかすぎた。大井を知り尽くしている内田博幸騎手の好騎乗であった。

レース後の山内調教師のインタビューでも「勝つと思ってなかったんで」というフレーズが繰り返された。陣営は「そこそこやれるとは思うけどアウォーディー、サウンドトゥルーを負かすのは難しいだろうな」という感じだったのかもしれない。

大型馬で距離は2,000m以上あった方が良さそうなアポロケンタッキー。今後のローテーションはわからないけど、川崎記念あたりかな。

中央から7頭が参戦したが、上位独占で7着までが中央馬。8着に地方の大将格ハッピースプリントが入ったが、9着サンドプラチナと大差だったので、事実上ハッピースプリントしかまともに戦える地方馬はいなかったと言える。まぁハッピースプリントも勝ったアポロケンタッキーとは2秒3も離れていたんだけど…。

それにしてもスローで逃げて粘れなかったコパノリッキーは深刻だなぁ。来年も現役だとしたらまた地方交流競争にたくさん出てきそうだけど、取捨が難しい。

画像:http://www.tokyocitykeiba.com/special_page/special2016yearend/daisyoten/